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記事一覧

峠に挑む(16)前部補機(D51重連)

 25‰区間の幹線でも貨物列車となると牽引定数の確保のためには補機が使われることが多かった。信州ではもちろん、伯備線布原のD51の三重連、23.8‰の東北本線奥中山の三重連、花輪線のハチロク三重連など有名どころはともか、全国津々浦々で見られたのだが…。  1枚目: 信越本線豊野―牟礼間の急行白山D51の重連。列車は見事に煙の中…。先頭のD51はナメクジドームのようだ。(1965年3月31日) 2枚目: 降りしきる初...

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峠に挑む(15)補機で押し上げる(後部補機D51)

 後部補機としてD51が使われるところが、全国の山岳部の亜幹線では頻繁に行われていた。北陸トンネル開通前の北陸本線の木之本―敦賀間、敦賀―今庄間など、幹線の貨物列車の死闘は有名であったが、山の多い日本では結構どこでも行われていた。しかし、日本一周が撮影できた範囲はそんなには多くない…。  1枚目: 関西本線の亀山―柘植間の加太越えの貨物は、基本D51の重連の後部補機だった。(1969年4月20日)  2枚...

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峠に挑む(14)補機で押し上げる(後部補機D52、EF59)

 急こう配の区間だけ機関車を増結して峠を乗り越えることもよく行われた。補助機関車が列車の後部につくのが後部補機、前につくのが前部補機。 山陽本線の瀬野八は22.8‰だが、日本の大幹線。貨物列車となると牽引定数の確保のために当時は瀬野機関区の補機が使われた。歴史的にも写真のころのD52から、電化とともにEF59、EF67そしてEF210300番台と、延々現在まで補機による輸送が行われている。(1969年3月)  1...

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峠に挑む(13)補機で押し上げる(特急白山、あさま、そよかぜ)

 信越本線の碓氷峠越えの横川―軽井沢間は66.7‰にも及ぶ急こう配で、アプト式の廃止でEF63の補機による粘着新線が開業したのが1963年秋。以来、長野新幹線の開業までこの区間の主役特急であった白山、あさま、そよかぜなどにもEF63の重連による補機が常につく区間であった。  1枚目: 重連のEF63にガードされて碓氷峠を下る189系特急電車。(1985年5月6日) 2枚目: EF63重連の押し屋にサポートされて急こう配を登...

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峠に挑む(12)補機で押し上げる(気動車特急白鳥)

 信越本線の碓氷峠越えの横川―軽井沢間は66.7‰にもおよぶ難所であった。1963年にキハ82による上野―大阪間の気動車特急が誕生した時も、特急用気動車とはいえキハだけで越えることはできず従来のキハ57系急行と同じように上り下りともアプト式電気機関車ED42の補機が付いた。 なお、奥羽本線福島―米沢間の板谷峠でも、キハ82系の特急つばさ時代にはEF71の補機がついたが、残念ながら日本一周に写真はない。どなたかお持ち...

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火の見やぐら(527)山ノ内町夜間瀬前坂地区

 長野電鉄夜間瀬駅からMt.KOSHAよませ温泉スキー場へ登る道の途中、国道を少し外れて前坂の集落に入っていったところにあった火の見やぐら。住所では山ノ内町夜間瀬前坂6530付近の前坂研修センターにあった。りっぱなケヤキ(?)の木と並んで立つ四脚八丸四型の大型やぐら。(2017年4月23日) 1枚目: 塗りなおされたばかりなのだろう。銀色に光る大型やぐらは見ごたえがある。立派なケヤキの木と高さを競っているようだ。&nb...

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峠に挑む(11)補機で押し上げる(電車特急つばめ)

 峠の急坂に挑むのに補助の機関車をつないで押し上げるという方法が、かつては貨物列車などでは一般的に行われていた。しかし、特急電車や特急気動車に補機を連結した例はそんなに多くない。ここでは日本一周の撮影した限りのそんな例を紹介する。 山陽本線の瀬野八(瀬野―八本松間)の上りは22.8‰の連続こう配で、山陽本線の広島電化の当初には151系の上り特急つばめにEF61の後部補機がついていた。この列車は広島駅で補...

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峠に挑む(10)蛇行して超える

 セミループとまではいかなくても、蛇のように斜面を蛇行しながら登っていくこともよく行われている。スケールが大きくなるので1枚の写真に収めるのはなかなか難しいが、国土地理院の地形図などで簡単に調べることができる。写真の地点の他には、岩手県の山田線上米内―区界駅間、留萌本線峠下―恵比島駅間、豊肥本線宮地―波野駅間など、全国に意外と多い。  1枚目: 磐越西線東長原―磐梯町―翁島間9か所のカーブで、駅...

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峠に挑む(9)セミループで越える

 ループ線とほぼ同じ発想だが完全に円形になっていないで、オメガ型あるいはU字型になっている線形。木次線の出雲坂根―三井野原間にもセミループがあり、駅間6.4kmで標高差167メートルを登り切る。 1枚目: 釜石線陸中大橋駅付近のセミループ。キハ58が走っている線路の左側に陸中大橋駅があって、すぐに円形のトンネルに入る。こう配はおそらく25‰で、トンネルを出ると写真右下の線路に出てくる。標高差はおよそ30メート...

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峠に挑む(8)ループで超える

 最近は山間部の道路でよく見るが、鉄道にもループ線がある。写真の3地点の他に、上越線の越後中里―土樽間の松川ループ、土佐くろしお鉄道の若井―川奥信号所―荷稲間の川奥ループ、肥薩線の大畑、ゆりかもめがある。 1枚目: 有名な上越線湯檜曽―土合間(上り線)のループ。列車は清水トンネルを抜けると写真上の線路を通って、山をぐるっとトンネルで回って写真のトンネルに出てくる。交差部の上下の線路の高低差は46.5メー...

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プロフィール

鉄道日本一周

Author:鉄道日本一周
鉄道、火の見やぐら、棚田などの、日本のロマン豊かな風景の写真を撮るために、老骨にむち打ち駆け回っています。

ワインを飲むのも好き。
Uターンした長野県の高山村でワインぶどうを植えて、自分たちのワインも作っています。