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唄の風景(13)落葉松(からまつ)①

 
北原白秋の落葉松の詩は多くの作曲家が曲をつけている。
その数はなんと2526曲がつけられたと聞く。
それほど皆に愛された白秋の詩だ…。
 

からまつの林を過ぎて、
   からまつをしみじみと見き。
   からまつはさびしかりけり。
   たびゆくはさびしかりけり。

   からまつの林を出でて、
   からまつの林に入りぬ。
   からまつの林に入りて、
   また細く道はつづけり。

   からまつの林の奥も
   わが通る道はありけり。
   霧雨のかかる道なり。
   山風のかよふ道なり。

   からまつの林の道は
   われのみか、ひともかよひぬ。
   ほそぼそと通ふ道なり。
   さびさびといそぐ道なり。

   からまつの林を過ぎて、
   ゆゑしらず歩みひそめつ。
   からまつはさびしかりけり、   
   からまつとささやきにけり。

   からまつの林を出でて、
   浅間嶺にけぶり立つ見つ。   
   浅間嶺にけぶり立つ見つ。
   からまつのまたそのうへに。

   からまつの林の雨は
   さびしけどいよよしづけし。
   かんこ鳥鳴けるのみなる。
   からまつの濡るるのみなる。
  

世の中よ、あはれなりけり。
   常なけどうれしかりけり。
   山川に山がはの音、
   からまつにからまつのかぜ。

 
 
1枚目: まっ黄色に染まった落葉松は美しい…。
バックは日光太郎山か。
(20081017日 奥日光切込湖・刈込湖の涸沼)


 
2枚目: 青空とのコントラストは忘れられない…。
(20061022日 上高地にて)




3
枚目: 初夏の落葉松の若緑色も若々しさいっぱいで、これまた美しい。

(200779日 東御市湯ノ丸高原池の平湿原にて)


 
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プロフィール

鉄道日本一周

Author:鉄道日本一周
鉄道、火の見やぐら、棚田などの、日本のロマン豊かな風景の写真を撮るために、老骨にむち打ち駆け回っています。

ワインを飲むのも好き。
Uターンした長野県の高山村でワインぶどうを植えて、自分たちのワインも作っています。