アプトの名残り
- 2013/01/30
- 08:08
上越線のSLスノーパーク号撮影の折に群馬総社-八木原間の踏切でみた何の変哲もないギザギザ付きの鉄板。
しかし、これぞ知る人ぞ知る横川-軽井沢間の碓氷峠にかつて使われていたアプト式鉄道のラックレールの成れの果て…。
あの4重連のED42機関車のラック台車の歯車と、レールの中央に設置されたギザギザのついたレール…ラックレールとを噛み合わせて66.7‰の急こう配を登った時代の証人だ。
EF63の登場、粘着方式の新線で廃止になったアプト区間のラックレールが、こんなところにも静かに余生を送っていた。
(2013年1月20日撮影)
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